2月5日(月)
【かとう】朝ドトールで編み物をしながらまた新しいドラマ。最近は1話みてはやめてのちぎっては投げちぎっては投げ状態だけど、今日からみ始めたのは最後までいきたい。朝礼で、雪の状況によっては帰宅命令が出るかもしれないので仕事を早めに片付けるようにという指示。昼には解散になりたいという気持ちを裏切って、昼時点では弱い雨が降るばかり。あきらめきって仕事を続けていた14時45分、突然館内放送が入り、速やかに帰宅するようにとのこと。誰よりも早く身支度を整えて、誰よりも早く会社を飛び出した。思わず贅沢な時間ができて、家について少しだけコーヒーを飲みながら岸辺露伴の映画をみて、早めに風呂、夕飯はマーマレードポークジンジャーを作った。週末に急遽日帰り旅行に行くことになり、バタバタと予定を決めていたらあっというまにいつもの寝る時間を過ぎていた。雪国みたいな大きな雪がいくらでも落ちてくる。自分の住む土地が嫌いだけど、こういう日の窓からの眺めは神様からのボーナスみたいに思える。
【クララ】遅番。休憩中に職場近くのモールに行ったら、フードコートで高校生のカップルがいちゃつきながら茶色い板をを食べていた。チョコレートだと思ったらビーフジャーキーだった。ビールも飲まずに、喉が渇くでしょうに。ビーフジャーキーを食べた後にキスをするのは気が引けるな。終業後は昼からカクテルが飲めるBarへ。トークイベントのひとり打ち上げ。カウンターの隅でスマホの麻雀ゲームをしている女性の注文の仕方が独特だった。カクテルを頼んでおいて、「次のターン終わるまで待ってください。今山場なんで」とか「負けが確定してから作り始めてください」など、斬新なオーダーをしていて耳が釘付けになった。
先日、詩人の犬飼愛生さんとトークイベントに行く道中で話題になった「デブの呪縛」のことを考えていた。わたしは20代半ばまでずっと太っていた。親戚で集まると、「健康的な体」とか「頑丈そう」「安産型」「大人になったら痩せる」などと頼んでもいないのに慰められ、ご飯を大盛りにされたり、痩せている従姉妹たちと比べられたりして、お盆や正月が憂鬱だった。学校で体型をからかわれることは幸いなかったけど、体育や水泳は仮病を使ってよく見学していた。20代半ばに一人暮らしを始めて一年で標準の太めまで体重が落ちた。最近ダイエットの効果か、成人して初めて痩せ気味の標準の数値になった。それでも自分はまだぽっちゃりしていると思い込んでいる。子どもの頃からの刷り込みのせいだということが、あおいさんと話していて理解できた。大人は慰めているつもりでも、子どもにとっては呪いになることがある。
昼からカクテルが飲めるBarは0時に閉まるので、行儀良く終電で帰ることができた。お腹が空いて、コンビニで柿の種を買った。帰ってマッハでお風呂の準備。寝る前にウォッカソーダ2杯、腰肉ストレッチ5分。
【UNI】朝から雨。一日中、雨。眠い眠いと思っていたら夕方から頭痛。市販薬、処方薬と進み、朦朧としながらアクエリアスを一本飲んで、支度をして寝た。
文芸ユニット るるるるん
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