11月1日(水)
【かとう】最近、仕事はあまりぱっとしない。ぱっとしないのは前からなんだけど、最近は自分の無能さが露呈される場面がすごく多い気がして落ち込むことが増えた。新聞を毎日読むことを続けているけど、新聞は読むものが膨大だ。仕事以外の残りの時間で全部読むことは不可能だ。これが毎日毎日出ているってすごいことだなと思う。そして新聞を読んでいると、風呂でしか小説を読む時間が取れず、これはこれで問題だなと思う。欲しいブックカバーがあり、四六判で2,300円する。これを買おうかどうしようか、ここ２日くらいずっと悩んでいる。悩むような金額じゃないけど、こういう金額のものをホイホイ買いすぎる自分を戒める気持ちになっている。あと1週間悩んで、それでも欲しかったら買ってもいいかな。とりあえず実物が見たい。スマホにメモとして記録してある写真やテキストを小ノートに写す。買い物メモ、レシピ、読みたい本、小説のアイデア、行きたい店、○○さんに伝えることなど。結局紙に書かないとあとで見返さなくなるので。
【クララ】定休日。なんとか起きて、早朝の用事を済ませると、すぐに倒れ込んで二度寝してしまった。夜は高校の同級生と焼き鳥デートだ。待ち合わせ場所に向かう途中、るるるるん日記を書き忘れていたことに気づいて、駅のホームで更新した。その同級生は柴田恭兵と田中美佐子に似ていて、家族よりも十代の頃のわたしをよく知っている。二人で白ワインを2本飲んだらお腹が膨れてしまって、コースの〆のご飯ものまで辿り着けなかった。そぼろご飯が食べたかった。柴田(仮)はいつもサプリを持ち歩いていて、今日も「飲んだことをなかったことにしてくれる」カプセルを飲まされた。2軒目のBarに移動。わたしとバーテンダーが親しげに話すと、柴田(仮)が嫉妬して「わたしの方がクララちゃんと付き合いが長い」とマウントを取っていた。ここでも「何事もなかったかのように朝起きられるゼリー」を盛られる。来月二人で箱根に行く約束をした。柴田(仮)は妙蓮寺界隈を気に入ったらしく、お気に入りのパン屋さんと、メンチカツが美味しいお肉屋さんを見つけたそうだ。生活綴方でるるるるん4を見つけて読んでくれたとのこと。新刊が出たことをいつも教えてくれないと怒っていた。柴田(仮)に小説を読まれるのは、誰よりも照れくさい。かとうさんとわたしは付箋小説を書いていた時期にとても苦しんでいたのではないかと、柴田(仮)は心配していた。わたしの小説があまりにも暗くて胸焼けがしたらしい。わたしの女子高校時代は人生で一番暗黒だったけど、柴田(仮)に言わせると、その頃のわたしは存在が暴力で、とんでもなくかっこよかったらしい。やっぱり暗黒じゃないか。
【UNI】鉢植えの水やりをしっかりやったら、葉っぱが上向きになった。萎れていたようには見えなかったけど、これくらい元気になるんだとびっくりした。毎日土を触って確認していたんだけど、水が足りていないこと、わからなかった。根腐れのほうが怖いから難しい。
月初、気負いすぎて仕事ミスる。やってしまった。
貧血気味。サプリを倍飲んだ。
仕事がコンスタントに入る。1.5時間くらいは準備とかしてるんだな。
仕事を終えて、買い出しへ。それまで今日は全然外に出られずだった。家が居心地いい、というのもある。好きなものだけに囲まれて、コーヒーやアロマの匂いがして、別に外に出たくないって気持ち。
結婚していたときに我慢していたつもりは無いけど、自分の好みを出すのが面倒だったのかもしれない。そこまで居心地に思い入れもなかったというか。
文芸ユニット るるるるん
新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』発表！
付箋小説・旅日記・座談会などもりだくさんです。
『るるるるん vol.3 ー鏡ー』も発売中。
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