4月6日(土)
【UNI】4時過ぎに目が覚めた。早い。ぼーっとして眠くなるのを待つ。しくじり先生の大学お笑い回をみていたら、途中で寝ていた。あんなに騒がしいのに。
休日なので、ポリタスを流しながら、フェイシャルスチーマー稼動。ポリタスは一回が長くてなかなか追いかけきれない。
午後、Kさんに会う。るるるるんの日記がおもしろいと言ってもらえて嬉しくなる。3人の生活がリンクしてないというのを言ってもらって、なるほどそれは面白いかもしれないねと人ごとのように思った。Kさんとは話が止まらず、もしかしたら…と聞いたらやっぱりさそり座だった。けっこうな割合でさそり座の人とは話が尽きずに喋り続けられる。
Kさんとわかれて、アイドルのフリーライブを上の階から少しの間だけ見下ろした。彼女たちのファンである人たちが数人サイリウムを振って踊っている。きゃぴきゃぴ衣装のアイドルが踊るかわいいダンスを、おそらく男の人とおぼしきファンが一生懸命真似して踊っているのをみると、その世界にきゅんとした。自分の知らない世界でも、全力で踊る人はかっこいいし、全力でそれについていく人にも惹きつけられるものがある。
そのビルの業務スーパーで買い物。ちょうどいいサイズのごま油が売り切れている。居酒屋厨房バカでかサイズのごま油はある。あれ、何リットルあるんだろう？ あれこれ買いたかったけど、結局重くなることを考えると半分はあきらめた。スーパーなどでちょこちょこと買うおばあちゃん、あれは未来のわたしだ。
帰り道に占いのことを考えた。女性がハマりやすい印象なのは、自分の意思の外で自分の行き先が決まることが多いからだろうか。だから自分の意思外からヒントを取り入れるのに違和感がない、とか。ただ、男性がハマるとデカい数珠をつけるような本気感がある、そんな気がした。なんのデータにも裏打ちされていないあれこれ。
帰宅して冷蔵庫のカットした野菜を片付けるべく、簡単に焼きそばとお味噌汁にした。焼きそばはソースパウダーがついていて、味つけを考えなくていいのが最高。
【かとう】昨晩お風呂に入れなかったのでよく眠れなかった。私は頭を洗わないと寝られないので、風邪をひいて高熱があっても、絶対にお風呂は入って寝る。起きると、昨日の施術のあとの保護テープなどを全部取る。もう血は止まっている。痛みもずいぶん弱くなっているし、もう大丈夫そう。お風呂に入らずに寝た気持ち悪さで、ベッド周りのものをまずは全部洗ってしまう。早くお風呂に入りたい。一日中それだけを考えていた。午前中は小説をひとまず脱稿。然るべきところへと送信。うまくいけば数か月後にはまたみんなに読んでもらえるものができあがるはず。うまくいってほしい。午後からは編み物をしながらイタリアのドラマ『Don't Leave Me 〜孤独の連鎖〜』を２話だけ見る。今のところわかりやすい。女性が美しく、男性がただのおじさん、というのはヨーロッパのドラマにありがちだ。夜はお好み焼きを作り、少しだけワインを飲み、そしてついに入浴。傷口が濡れるのがちょっと怖かったけど、さっぱりして生き返った。地震で被災したりして１週間お風呂に入れない人とか、本当につらいだろうな。しかも季節だって夏かもしれない。今はまだ寒くて、きのうだって腰から下は洗ったのだ。私ってどうしようもなく弱いな。夜、さっぱりしてXを流し見していたら、群像の新人賞に通過した人のツイートがあり、発表は今号だったことを知る。実は誰にも言っていなかったが、群像新人賞に応募していた。でもどうせだめなので、すっかり無視しようと思っていた。Xの投稿で、予選通過者のページの写真が載っていて、まー見てみるかと拡大して見たら、二次選考のところに名前は見えないようになっていたが、私が出した作品名がある。そうなのか？え？と思う間に、ある人から「入ってる」とDMがあり、続いて武塙さんからLINEで「はいってるよ！！」と教えてもらった。自分で見るまでは信じられないし夢かもしれないけど、明日本屋に行ってみよう。
【クララ】遅番。ショールームに入ろうとしたら、T川さんが店を広げていて居場所がなく、挨拶だけしてタブレットを携え給湯室へ。緑茶を啜りながら、メールやタスクをチェックすること20分。状況確認のため戻ったが、散らかり具合は変わらず。諦めてオフィスで事務作業に取り掛かった。会社のトイレの鏡を見て、白髪がとても目立っていてギョッとなる。自宅にはパキッ発光する蛍光灯がないからあまり気にならなかった。明るめのピンクブラウンに染めているから、青みのあるカラーにしようかな。ネイビーとかパープルとか。普段はアイライナーを使わないが、黒や茶色以外のカラフルなアイライナーをはみ出し気味に引いてみたい。春はメイクで冒険したくなる。お夕休みに、おにぎり、ふやふやヨーグルト、昨日作ったバナナブレッドを食べる。バナナブレッドは予想通り美味しくもなく、マクロビおやつといった味気なさだった。みんな花見に出掛けているのか、来客が少なく楽な日だった。男性ばかりの三人兄弟と両親という構成の来客があり、長男らしき人物が市川実日子にそっくりで目は離せなかった。前髪短めのボブで、服装は控えめなアメカジだった。顔は大きかったけど、ボブが似合っていたのが印象的だった。
文芸ユニット るるるるん
新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』発表！
付箋小説・旅日記・座談会などもりだくさんです。『るるるるん vol.3 ー鏡ー』も発売中。『るるるるん vol.5』ただいま建設中。
