lulululunlulululun’s diary

文芸ユニットるるるるん。 UNIとかとうひろみは3月クララと走りだす

1月21日(日)

1月21日(日)
【かとう】ファーゴ、信頼できるフォロワーさんも追いかけているし、ここでクララの推しコメント見ちゃったらみるしかないかなー。ずっと気になってる。
大雪警報出るか?の日曜日。起きてみるとまあまあの雨。雨は雨で出かけるのは億劫だ。でも今週水曜日までのミヤケマイさんの個展にどうしても行きたくて、雨支度をして銀座SIXへ。ミヤケマイさんのことを知ったのはまだ1週間も前ではない。愛聴しているamirisuのpodcastのゲスト出演回を聴き、この人の作り出すものを見てみたいと思ってしまったのだった。私は芸術とか美術とか、全然よくわからないし、見る基準はただただ好きか嫌いかだけど、その「好き」なものは見たいし追いかけたい。知ったキッカケがそもそもpodcastだから、どんな作品をものす方なのかもまったくわからない。ただ今回の個展のタイトルが「ものがたりがはじまる」というもので、佐々木未来さんとcarrot cake pressというレーベルを立ち上げて絵と物語というものをよく考える昨年だったので、このタイミングでこの個展は私にとってみるべきものの一つだという気がとてもしたのだ。銀座SIXの蔦屋書店で開催されていた個展は、私が予想していたものを大きくうわまわる大好き加減だった。音のない空間とこの絵に閉じ込められてしまいたいと思った。なけなしの今月の予算から迷わず図録を買い、ミヤケマイさんに魂をがっちり掴まれてSIXをあとにした。家に帰ってダウンジャケットをおしゃれ着洗いモードで洗濯機にかけてみた。大丈夫かな。もう5年以上着ている安物なので、だめならあきらめようの気持ち。コートのボタンが取れかけていたのでつける。アウターのメンテが重なる日。夕方から少し映画でもと思ったら完全に録画用のHDDがだめになっていて、Amazonに注文した。今月の貯金チャレンジは完全に失敗だ。

【UNI】午前中はMさん達とお茶。来月『○月○日、区長になる女』をみんなで観に行くことになった。うれしい。近所のカフェはあちこち満席で、世の中のみんな、よく朝から集まってるもんだなぁと、自分たちもなのに驚いた。
お昼は昨日いただいたちらし寿司と納豆を食べて、鎮痛剤を飲んで少し寝た。午後は『トランスジェンダー問題』第二章の読書会。性的異和をもつ人が治療を望むときにゲートキーパーとなるのが医師。本人の意思如何よりも、医師の決定権が強いのが恐ろしい。それは妊娠を止めることを決めた人へも同じだし、無痛分娩が進まない日本でも構造は同じだ。どんな治療を施すかは、医師が決める。そこには強い家父長制が敷かれている。
トランスジェンダー問題』を読みながら、女性の体で生まれた人が男性の体へと移行するにあたって、胸の切除をしたエッセイを思い出した(エトセトラvol.3)。乳がんで乳房再建手術した友人のものとは異なり、著者の胸は「あまりにも観にくかった」。男性医師が女または男または性別移行する人の乳房をどう捉えているのか、なぜ医師が“決定”できることなのか、心に残ったエッセイだった。

【クララ】遅番。夕方までHさん、夜はi川さんの研修。Hさんは朗らかでおっとりした人だが、自分で考えて行動するタイプだった。i川さんはとにかく不器用で要領が悪い。「はい」と言うべきところで「すみません」と言うのが癖になっている。よっぽど叱られてきたんだと思う。「まず、すみませんと言うのをやめましょう。何も悪いことしてないんだし」と言ったら笑顔になってくれた。他店で7年ほど働いていたのでできないはずはないのだけど、自信がなくていつもおどおどしている。i川さんの体質を改善するのは大変そうだけど、のびのび働ける環境を整えないとなぁ。21時に勤務を終えた時には声がカッスカスになっていた。マスク生活で表情筋と声帯が弱ってしまった。
夜は「さよならマエストロ」を観ながらウォッカソーダ2杯。オーケストラに憧れている。指揮者はのだめの方が好みだ。

文芸ユニット るるるるん
新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』発表! 
付箋小説・旅日記・座談会などもりだくさんです。『るるるるん vol.3 ー鏡ー』も発売中。