lulululunlulululun’s diary

文芸ユニットるるるるん。 UNIとかとうひろみは3月クララと走りだす

12月30日(土)

12月30日(土)
【UNI】ウクレレサークルへ向かう。家を出てすぐヤマトさんを見つけたので手を振って駆け寄ったら驚いていた。うちに届いていた、前の居住者へのヤマトDMをどうすればいいか以前ドライバーさんに聞いていて、渡してもらえたら、ということだったのだ。その話をしたら「あ、それ僕っすね」と。あの時訊ねたドライバーさんだった。あれ以来カバンに入れていたSさんへのDMをヤマトさんに無事お渡し。
ウクレレサークルでは「ルージュの伝言」と「オーラリー」も練習した。けっこうてきとうというか、別に必ずあわせて弾いたりしないのがゆるくていい。
帰宅すると薬がきれたのが頭痛がぶり返したので、処方薬を飲んで横になった。これで休みの日が半分消えた。

【かとう】自由が丘へ。今日だけ自由が丘でオープンしている自由港書店さんを訪ねるためだ。自由が丘はちょっと行かない間にずいぶん変わっていた。神戸屋ドトールになり、マクドナルドはバーガーキングに、高架下のお洒落カフェはタリーズになっていた。自由港書店さんはるるるるん結成当初からお世話になっていて、しかも実際にその小説も読んでくださっている、神戸には足を向けて寝られない本当にありがたいお店。SNSでアップされている写真には海が写り込んでいて、海のない場所で生活する身には憧れがいっそう募って、いつか絶対にうかがいたいと思いながら今まで果たせずにいた。奇しくもつい先日、店主の旦さんとうにちゃんが初対面を果たし、とっくの昔にクララはお店を訪問していて、私だけが自由港書店さんとの邂逅をしそびれていた。そこにもってきて自由が丘に1日限りの開店なんて、行かないわけにいかない。るるるるんのかとうですと名乗ればいいのか、かとうひろみですとフルネームを言うのか、それとも最近タソガレという本を扱っていただいたのですがとか説明的に自己紹介するのか、それで認識していただけるのか、お店の扉を開けるまでとにかく緊張していた(緊張しすぎて時間を間違えて、1時間も早く着いてしまい、緑道をうろうろしていた)。いざ扉を開けて旦さんがいらっしゃり、名乗ろうとすると、「かとうさんですよね」と言われてびっくり。今までに経験したことのないパターンだった。予期しない事態に頭のどこかがショートする。旦さんの優しい語り口にじわーっと感動がせりあがって来て、どうでもいいことをべらべらしゃべった気がする。お店は本の1冊1冊が作品だということを意識するように、リスペクトするように、大きなテーブルに作品ごとに数冊ずつ置かれていて、神戸の海風がそよいでくるような空間になっていた。私はこれを機に旦さんが小説を寄稿している『USO』を買ってサインをいただいた。あとずっと買いたいと思っていた『雨犬』も。旦さんとは短い時間にすごくたくさんのことを話せた気がする。それは旦さんがこちらのことを思った以上にちゃんと知ってくださっていたからだ。感謝の気持ちがこみあげる。お店を出るときも外まで見送ってくださって、自由港書店さんは最後まで優しさにあふれていた。来年は3人でお店に遊びに行こう。まさに「るんるん」という気分で緑道を自由が丘まで歩き、浅野屋であんバターサンドを買い、無印で栗グリーンティーを買って帰った。夜は鍋と日本酒。

【クララ】半休。旦さんとお話しているとにこにこになっちゃうでしょう(にこにこ)。
昼はおでんとチゲスープの残りとご飯。汁物ばかりでお腹がタプタプになった。るるるるん5のコンテンツを仕上げて、別件の小説を少し書く。とにかく毎日、書きかけの小説を開く。かとうキャップの教えを守るのだ。クローゼットの片付けが終わると夜になっていた。映画館納めしようか迷ったが、観たい映画がレイトショー向きではなかったので、Bar納めすることに。忘年会帰りのゲストで賑やかになる前にお邪魔して、静かに好きなカクテルを飲んで早めに帰った。この時ヨーグルトメーカーの残り時間は3時間。出来上がりは午前1時になる。セットする時間をしくじった。時間の逆算が苦手すぎる。ゆっくりお風呂に入ってもまだ残り2時間。仕方ないのでワインを開けて、Netflixで「The  Killer」の続きを観ながらヨーグルトができるのを待った。

文芸ユニット るるるるん
新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』発表! 
付箋小説・旅日記・座談会などもりだくさんです。『るるるるん vol.3 ー鏡ー』も発売中。