lulululunlulululun’s diary

文芸ユニットるるるるん。 UNIとかとうひろみは3月クララと走りだす

12月17日(日)

12月17日(日)
【UNI】お昼すぎに宝塚の清荒神に向かった。宝塚の学校に通っていたけど隣駅の清荒神には用がなく、今日初めて下車した。目的地までは参道で、おもちなどいちいちそそられる。シチニア食堂でわたしの好きなアーティストおおくぼさんの展示。ここ5年は毎年ここで行われていて、地名には馴染みがあるものの、なかなか来ることができなかった。ひさしぶりにおおくぼさんのお顔をみたら、ぐっと渋みをましていた。絵をみながら、おおくぼさんのバンドを追いかけて20年近くになるんだなぁとしみじみした。生活が軌道に乗ったら絵を一枚買おう。
毎年おおくぼさんのカレンダーを買っているので、名前をお伝えするとピンときてくださったようだ。すこし話をして、緊張した。今まで引越しばかりだったけど、ようやく地元に戻れたという話をすると、元夫は馬の調教師かなにか?と聞かれたのが可笑しかった。たしかに色々な職業があり、転々と暮らす人もいるのだ。
清荒神駅からずいぶん歩いた気がしたが、帰り道はあっという間。参道と商店街のあいだの小さな道は信号がないけれど、かならず車が止まって歩行者を優先してくれる。神様が近くにいる町という感じがする。清荒神までは登りきれなかったから、今度は登りきりたい。「ここ、ロースタリーが多いんだって」と通りすがりの会話が耳に入る。たしかに古い参道にいくつも看板があった。コーヒー飲み歩きも最高だな。

【かとう】ひさしぶりに予定のない休日。ゆっくり起きて洗濯・掃除・猫の爪切り・スーパーなど。「小さい小説」の最新話を綴方に提出。お昼はサッポロ一番醤油味にトマト卵炒めのせ。ところでサッポロ一番って袋に書いてある3分だと全然足りないと思う。いつも4分茹でる。私だけかな。午後から昨晩途中までみた『特捜部Q 檻の中の女』を最後まで。残酷なところはスキップしまくって完走。これ好きだなー!英語でもフランス語でもイタリア語でもない、耳馴染みがまったくない言語というのもいい。始終曇天の下みたいな明かりのかんじもいい。何より主役のふたりがとてもいい。原作はひとつしか読んでないけど、これから続きも読んでいきたい。小説を読んでから映画、の順番がいいかなと思うので、次作の映画をみるのはもう少しおあずけだ。続いて映画『ザリガニの鳴くところ』をみた。小説がバズりまくっていたから、なんとなく湧いてる渦中で読むのが苦手で原作を読みそびれていた。面白かったけど、ありがちといえばありがちな話のような。チェイス役のひと、感じの悪い人の役をやるためにいるようなルックスだった。白人俳優によくこういう人いる。続いて映画『別れる決心』を途中まで。主演の俳優がかっこいい。映画を見ながらずっと編み物をしていて、夜ごはんはうどん。それから寝るまで『別れる決心』を見ながら日本酒を飲んだ。肩こりが引き続きひどいので湿布を貼った。背中の真ん中に湿布を貼るのは難しい。しわしわになってしまった。

【クララ】遅番。『特捜部Q』は小説は読んでなくて、配信で観られるのは多分全部観たと思う。爪や歯などのシーンを飛ばせるのが映像作品のいいところだと。背中に湿布を貼る時、フィルムを剥がした湿布を床に置いて、その上に寝っ転がったらうまくいかないだろうか。
職場近くで韓国のアーティストのコンサートで、うちわやペンライト、トートバッグ、キャラクターグッズを持った人が、職場周辺をうじゃうじゃ歩いていた。母と男子の組み合わせも結構いて、音楽っていいなと思った。3万くらいするブルゾンを着ている人もたくさんいた。推しのいる生活って豊かだよね。
今日も「出待ちおじさん」がいて、帰りにスーパーに寄ったら鉢合わせてしまった。スーパーの中で、なるべくすれ違わないようにしたが、いなくなった方向から戻って来たおじさんと豆腐の前でぶつかりそうになった。一言二言挨拶を交わす程度の顔見知りになろうとしているのかもしれない。絶対なりません。
夜は氷のようなものがぱらぱら降っていた。冬が好き。

文芸ユニット るるるるん
新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』発表! 
付箋小説・旅日記・座談会などもりだくさんです。
『るるるるん vol.3 ー鏡ー』も発売中。