lulululunlulululun’s diary

文芸ユニットるるるるん。 UNIとかとうひろみは3月クララと走りだす

12月9日(土)

12月10日(土)
【かとう】ネコオドルへ行くと決めていた日。ネコオドルさんは埼玉にある本屋さんで、るるるるんもタソガレも扱ってくれている。とてもよくしていただいていて、猫を愛する本屋さん、いつか行きたいとずっと思い続けていた。ネコオドルさんの12月の営業日カレンダーがアップされると、私は自分のスケジュールと照らし合わせ、今日のカレンダーに「ネコオドル」と書き込んだ。まずは数年ぶりに池袋に降り立つ。池袋は地球上の全人類が集まっているのではないかというくらい、尋常じゃない人人人でごったがえしていた。全人類じゃなくても80%くらいはいたと思う。スパゲッティ屋で「ハーフ&ハーフ」という、二種類の味が楽しめるメニューを注文したら、「ハーフ&ハーフ」=「0.5&0.5」という予想は覆され、「1.0&1.0」的な量のメニューが出てきた。つまり私は今日、スパゲッティを普通に2皿食べた。うにちゃんなら死んでいると思う。さすがに苦しかった。しかも食べ終わってから、初対面の人(ネコオドルさん)に会うのにニンニクがたっぷり効いたペペロンチーノを食べてしまったことに食べ終わってから気が付いた。本当にすみませんでした。苦しいおなかを抱えながら一路、寄居へ。初めての東武東上線に乗り、川越など通過していく。どんどん風景が清々しくなっていって、途中まで本を読んでいたけど、森林公園駅で乗り換えてからはずっと景色を眺めていた。紅葉や柿がきれいだった。玉淀駅の手前で川を渡り、その川がとても素敵で、しゅっと心を奪われていく気持ちがした。玉淀駅からネコオドルさんへ10分ほど歩いていく。お店を見つけると、SNSでいつも見ているあの外観にテンションが爆上がりになる。表に向かって飾られていた絵本『うきわねこ』は数年前に親友が「あくびちゃんに似てる」と言ってプレゼントしてくれたので、私も持っている大好きな本。勝手にご縁を感じて、ちょっと緊張しながらお店に入った。お店はコージーな雰囲気で、店主さんはとても気持ちよく迎えてくださり、猫の本がたくさんあって、ちょっとした天国だった。猫が大好きだけど、猫の本にあまり詳しくない私は、「この本も」「あんな本も」と、ずっと興奮気味に書棚を見ていた。本当は店主さんの一番好きな作家とか本とか、猫にはまったきっかけとか、いろんなことを聞きたかったけど、他のお客さんがいらしたのでそれはまた次の機会にしようと決めて、最後に「おすすめの本を買いたい」とお願いしたところ、コンドウアキさんの『おはぎちゃん』を勧められた。このおはぎちゃんを見るとあくびのことを思い浮かべると言ってくださったので、どれどれと中を見ると、あくびに会ったことない店主さんなのに、よくぞわかってくれてるなー!と驚愕して嬉しくなって、この本と町田尚子さんの『ねこづめのよる』を買ってお店をあとにした。早くも『おはぎちゃん』に心奪われ、帰りの電車の中で2回読んだ。最高。最高。帰りの電車は人身事故や「小動物との接触」(犬らしい)でラインが止まり、家までなんと4時間の道のりだったけど、満足感が果てしなくて、ちょっと小旅行気分も味わえて、何よりもネコオドルさんという素晴らしい本屋さんとご縁をいただけて(武塙麻衣子さんのおかげです!)、幸せを感じた一日。

【UNI】幼なじみのSちゃんと、喫茶店でモーニング。サンドイッチもコーヒーもおいしい。子どもの頃からあるお店だけど初めて入った。
そのあとはわたしの家でおしゃべり。
ふたり、情緒不安定なのか笑ったり泣いたり忙しかった。
そのあとは別のカフェでしばし勉強。
眠いので、キリのいいところで帰宅して読書会までちょっと寝ようと思って横になったら、もう読書会は始まっていた。あわててとびおき、PCの電源を入れた。
トランスジェンダー問題』について3人で音読しながら意見をまとめる。いい本といいメンバー。明石書店の本、読みまくりたい。
終わってハムちゃんからの電話を待ちながらYouTube(令和ロマンの街話 東武練馬&雑司ヶ谷編)を見ながらうとうとしてしまった。文字だけで知っている地名を音で聞くと、自分の思い込みに驚く。鬼子母神は「きしぼじん」だと思っていた。

【クララ】遅番。お夕休みにグラコロを食べるべく、早昼はミューズリーとヨーグルトとみかんを食べた。職場ではT川さんがお正月のディスプレイコンテストの工作をしていた。立体の竜を天井から吊るすらしい。手伝いたくないので忙しいふりをしていた。15時頃、昼前にのんだロキソニンの効果が切れ始める。痛み出す前に服用したのがよかったのか、今日はずいぶん楽だ。お夕休みにグラコロのセットを食べた。今日はいくら食べてもお腹が満足しない。もう一個食べたかった。休憩室に行ったら、男性が歌うように独り言をいいながらスマホで麻雀ゲームをやっていた。イヤホンをつけている人の独り言はたいてい音量が大きい。
昨日から読み始めた『去年の今日』。「そうそうそうそうそう!!!」と膝を叩く場面があった。ペットと暮らしている人、働くお母さんは癒される小説だと思う。字が大きくて、行間たっぷり、難しい漢字もない、登場人物が少ない、何より軽くて薄くてかさばらない。ごくごく読める本だ。今日中に読み終わってしまいそうだったので、10ページほど残して閉じた。夜、お腹が空いてしまい、ウォッカソーダ2杯、プライドポテトのり塩

文芸ユニット るるるるん
新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』発表! 
付箋小説・旅日記・座談会などもりだくさんです。
『るるるるん vol.3 ー鏡ー』も発売中。