lulululunlulululun’s diary

文芸ユニットるるるるん。 UNIとかとうひろみは3月クララと走りだす

11月19日(日)

11月19日(日)
【かとう】綴方の店番の日。タソガレ展開催中なので在廊ともいう。本人がいるとやっぱり少し違うのかなというかんじで、タソガレを買ってくれた人が二人いた。私が書いたと知って「せっかくだから」と言って買ってくれた人、知らずにレジに持ってきてくれた人。特に名乗らなくてもいるだけで「引き」があるのか、イベントで店頭に立ったときも小さい小説が10冊売れたことがあった。みなさんありがとう。この前のタソガレイベントに来てくださった方が会いに来てくれたのも嬉しかった。またいろんな話がしたいのでごはん行きましょうね。活版印刷のカードも1枚売れました。石堂書店で、武塙さんデビュー号の群像と、石原三日月さんのエッセイが載った小説すばるを買った。きっとるるるるんの二人もいつかこうやって巣立っていくんじゃないかと思っている。そのとき私は寂しいのか、誇らしいのか。できた人間じゃないからきっと寂しい。ぎゅうぎゅうの週末二日間でストレッチもしていなかったので、妙に疲れて、少し長めのストレッチをしてから21時に寝てしまった。

【UNI】お昼前にカフェに行き、学習。本とノートを開いている大人の学習者が多く、さながら自習室。ペンとノート、というアナログ派が意外と多い。温かいので若干うとうとしながらも、わたしも頑張った。どうしても頭に入らないところが浮き彫りになったので、前に進んでいるというよりはぬかるみに居る自分を確認した、というような。
午後から高校の同級生たちと南京町食べ歩き。喋り続けてクタクタになった。豚まんと牛コロッケを食べ歩きし、コーヒー豆焙煎屋のコーヒーをテイクアウトしてRちゃんのマンションのラウンジでひたすら喋った。マンションはまさに門前で、南京町の門を眺めながら喋り倒した。同級生の中でAちゃんが特にマシンガントークだ。わたしは観てもいないエヴァンゲリオンの印象で「エヴァみたいに文字出てくる喋り方やん」と言うと、これまた観てもなくさらにはカラオケで「残酷な天使のテーゼ」のバックグラウンドアニメーションでしかエヴァを認識していないRちゃんが「あれは聖書のエッセンスをモチーフにしてるけど内容は全然聖書と関係ない」(間違いは見逃してね。うちら誰も観てないから)などと言い出し、クリスチャンのTちゃんが「いやあれは」と聖書の話をし始めてカオスだった。Aちゃんは思っていることや見える物ほぼ全部を言葉にするので、とんでもない情報量だった。コーヒーのあと、わたしは南京町でせいろを買った。これで野菜を蒸して蒸して蒸しまくる。

【クララ】遅番。昨日は0時にはベッドに入っていたのに、今朝目覚ましで起きられなかった。体の節々が痛む。筋肉痛である。用心して倍量の葛根湯をのんだが、声がガラガラ。やはり昨日は喋りすぎたみたい。
仕事は出社と同時に怒涛の忙しさ。来客も多く、日曜なのに事務仕事もざぶざぶ入ってくる。昨日寒かったので、通常は12月からおろすカシミアのセーターを着ていて、ロング腹巻をしていた。完全に服装を読み間違えていた。カシミアを着るには早すぎた。お手洗いに立つ暇もなく、ロング腹巻を倉庫でそっと脱いだ。閉店ギリギリまで来客対応をしていて、45分も残業してしまった。買い物をして家に帰ったのは23時。どろっと疲れた。
帰宅後、洗濯機を回しながらスーツケースに入れっぱなしにしていた本を片付ける。羽織虫さんからいただいた『芋納糖』を合間合間にかじった。お抹茶が合いそうな甘さ。生き返る。忘れないうちに、古本市の売り上げを計算して、入金先ごとに仕分けて、釣り銭も確認した。お金の出納はバッチリ合っていた。
やらなければいけないことをリストアップしていたら、頭がチクチクしてきた。かとうさんからもらった『るるるるん5』の小説へのコメントを読み返して、どうにか機嫌を斜めから縦に立て直すことができた。ウォッカソーダ、薄め2杯。

文芸ユニット るるるるん
新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』発表! 
付箋小説・旅日記・座談会などもりだくさんです。
『るるるるん vol.3 ー鏡ー』も発売中。