11月12日(日)
【クララ】遅番。昨夜遅くに所長から着信。隣県の営業所で急遽休みを取ったパートさんが大勢いて、ヘルプを頼まれた。休んだパートさんはお子が同じ小学校に通っているママさんで、学級閉鎖になったとのこと。どの営業所にもT川さんタイプはいて、お母さんのように世話を焼いてもらった。地方の営業所は仕出のお弁当が支給されていることがわかった。一食150円とのこと。コンビニまで車で数分かかるそうだ。立ち寝が特技というスタッフはいなかった。どっと疲れてしまい、帰宅してすぐにお風呂に入った。洗濯機を回しながらプリントアウトしたるるるるん5の原稿を読んでいるうちに寝落ちしてしまった。脱水の手前で停止しておいたので、しわしわにならずに済んだ。
【かとう】タソガレ展のイベントの日。朝からキャロットケーキを入れる紙袋にCCPのスタンプを押してそのかわいさにひとり悦に入る。キャロットケーキとお土産の動物ヨーチとおしぼりを入れた紙袋を14個作ると、何に入れて運べばいいのか途方に暮れる量だった。トマト卵炒めをのせたサッポロ一番醤油味をかきこんで、一路未来さんを迎えに行く。車載のナビで行くと1時間以上かかる道のりは、グーグル先生の言うとおりに行くと23分で行くことができた。車載ナビを捨てたい。とにかく寒い日で、未来さんはタートルネックのセーターとコートを着ていた。ロシアのレギンスも履いているそうだ。私はブラウスの下にヒートテックのカットソーくらいで「厚着過ぎておかしいかな」と不安だったのだけど、未来さんの装いを見たら「薄着すぎるのではないか」と逆に不安になった。綴方に行くと、中岡さんが唐揚げ弁当を食べていて、小上がりが唐揚げのにおいで充満していて、イベント前にごはん食べておこうと言っていた私と未来さんは、自然と唐揚げ屋に足が向いていた。イベントでは未来さんにほぼトークをおまかせしてしまい、私は緊張して最初のほうの記憶がほぼない。参加してくださった方は、やっと会えた！という方や、COYAMAにも来てくださったのにまたリピートしてくださった方、大好きな方、などなど、素敵な人ばかり集まってくれて、私はけっこう幸せな人なんじゃないか？こんなに幸せで不穏な小説なんか書けるのか？と思うくらいだった。別に不穏な小説を書く必要もないか。みなさんが紹介してくれる本はどれも面白そうで、メモをしながらただの観客になってふんふんと聞いていた。みなさんがそれぞれなぜその本が好きなのか、という文脈にはそれぞれのストーリーがあって、それは本以上に魅力的なことだ。未来さんが淹れてくれた中国茶はそのたたずまいがとても素敵で、中国茶への憧れが募った。人の本に対する気持ちをもっと聞きたいという思いも募り、読書会という名のお茶会をたくさんやりたくなった。お菓子もたくさん作りたい。来てくださったみなさん、本当にありがとうございました。またお会いしたいです！
【UNI】アラームで起きられず。
ごはん、洗濯、ウォーキングがてら実家へ届けもの。父と駅まで下山して、またウォーキング。
今日は寒い。家の中がとにかく寒い。理由はたくさんある。ひとつは、一人暮らしを彩ろうと、インド綿の薄くて派手なカーテンを吊っているから。夏にぴったりで、今は寒い。でもこのカーテンのおかげで部屋が華やかだし、起きてすぐビタミンカラーが目に飛び込んできて、パワーが湧く。もうひとつは、ハムちゃんが極度の寒がりで、いつも暖房がつけられていたこと。もうひとつは、北海道の断熱住宅に慣れきってしまって、本州の寒い賃貸に耐えられなくなってしまったこと。もうひとつは、一人しか人間がいないからだ。
ということで、ドアに断熱のためにエアキャップを貼る。見た目が悪すぎるので、リメイクシートをさらに貼る。慣れてきたら、ちょっと値の張るシートを買って張り替えたいけど、根が不器用で雑だからもったいないかも。
午後、「東灘区ジェンダーしゃべり場」に参加した。ジェンダーにまつわるモヤモヤをしゃべる。4〜50人いただろうか。わたしの卓は高校生、大学生もいて、わたしが一番年長だった。若い人たちをがっかりさせないような大人でいたい。みんなの話を聞きながら「それ、『存在しない女たち』読むといいよ」とか「『セックスする権利』読むと面白いと思うよ」とか心の中で思っていたけど、教えてあげるおばさんになりたくないので黙っていた。それに年代の違う人たちの事情は面白いし、今そんな風なんだという驚きもある。
夜、『セクシー田中さん』にどっぷりハマって見続けてしまった。やばい。
文芸ユニット るるるるん
新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』発表！
付箋小説・旅日記・座談会などもりだくさんです。
『るるるるん vol.3 ー鏡ー』も発売中。
