lulululunlulululun’s diary

文芸ユニットるるるるん。 UNIとかとうひろみは3月クララと走りだす

3月3日(日)

3月3日(日)
【UNI】『ハイヒールを履かない女たち 北欧・ジェンダー平等社会のつくり方』を読み終えた。ノルウェーの、“ジェンダー平等にはまだ至っていないけれど、理想に向かって少しずつ社会を変えていく市民や政治家の様子”の記録。はるか後ろにいる日本からは、これでもまだ平等に至っていないのか、とその山の高さに逆にがっくりしちゃいそうな話で。
メディアは中立を目指すより、弱い立場の声を拾うべきとか、平等な社会のイメージは円卓で、日本のような権力にしがみつくおじいさん達がはびこる社会は長テーブル、というイメージがしっくりきた。
昼前にカフェで学習。
隣の建設業者さんが「万博で…進まなくて…」とボソボソ言ってはったので、聞き耳を立てた。北陸新幹線の話も面白そうだったし、ぜんぜん勉強に集中できなかった。

【クララ】有給休暇。第一回岐阜駅本の市出店。早朝から詩人の犬飼愛生(あおい)さんに車で迎えに来てもらい、1時間ほどで会場に到着。2階の古書店エリアは設営中にも関わらず、気の早いお客さんがちらほら立ち止まっていた。一つのテーブルをあおいさんと分け合って、ブースを作った。あまりしっかりシミュレーションしていなかったけど、いい感じにボリュームを出せた。機械書房さんで、目当ての「mg.芋号」を完売ギリギリに購入。ほとんど絶叫するように本の説明をしていて早々に声がカスカスになっていたので、横からあおいさんが「たたかうひっこし」や「タソガレ」のアピールもガンガンしてくれて、とても助けられた。このイベントのために初めて一から作ったという、あおいさんの「ドジ本」もたくさん旅立っていった。相手が「友達……?」と錯覚してしまうほどフレンドリーな話術が面白くて、ついつい聞き入ってしまう。「今来たばっかり?」「何をそんなに買ったん?」「荷物重かったら預かるよ〜」など。読書会のオバケさんもたくさん来てくれてありがとう。

【かとう】本の市、おつかれさまでした!
リネンまわりの洗濯だけ済ませて恵比寿へ。ロッタちゃんの再映を観るためだ。前回、二十年以上前?に観たときも、同じ恵比寿だった。この映画館で一番思い出深いのはリアリティ・バイツ。たぶん柿落としだったんじゃないかと思う。終演しても席に座ったままずっと泣いていた。で、ロッタちゃん。今回はイラストレーターの亀石みゆきさんがパンフレットでお仕事していると知って、大好きな亀石さんのイラストは全部見たい私は、このパンフレットを手に入れるためだけでも観に行こうと決めていた。映画の内容は、バムセのこと以外まったく覚えていなくて、主演の女の子の奇跡のような演技や、少女と現実との折り合いは実はビターなものだったり、今の私はたぶん20年前よりもずっとずっとこの映画を楽しむことができた。映画館で映画を観ることがなかなかできない私だけど、たまに行きたい。「いま上映中のこの映画はおすすめ」ということがあったら教えてください。ランチしたカフェドクリエのドリアが美味しい。

文芸ユニット るるるるん
新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』発表! 
付箋小説・旅日記・座談会などもりだくさんです。『るるるるん vol.3 ー鏡ー』も発売中。