lulululunlulululun’s diary

文芸ユニットるるるるん。 UNIとかとうひろみは3月クララと走りだす

9月10日(日)

9月10日(日)
【かとう】猫に頭を噛みつかれて起きる。今日は時間があるので朝ごはんにハムときゅうりのサンドイッチを作って食べる。日用品やキャットフードをドラッグストアに買いに行って、水羊羹を作り、ダノンBIOのプレーン加糖を食べ(美味しい!)、掃除をすると昼になったので、マルチャンソース焼きそばを作る。マルチャンソース焼きそばって何年ぶりに食べただろう。こんなぼんやりした味だったか。綴方の久常未智さんの『部屋』が素晴らしかった。こんなふうな装丁をZINEでやるということに、作り手の本への愛情がひしひしと垣間見える。綴方の出版記念展示はぜひ行きたい。旅の準備を少しする。YouTubeで見た、小さな保存袋に使う分だけ日焼け止めやトリートメントを直接入れて持っていくという方法を実践してみる。持ち物が極端に少なくなる。今回も無印リュックで行けるか。るるるるん5の小説を見直して、もう一度印刷。今は思い付いた文章を、出来上がった小説に挟んでいる。気持ち的には完成というかんじだけど、明日から〆切まであと何回か読んでみる。チェコ語のレッスンの準備をする。脳みそがくたくたになって、ダノンBIOのプレーン加糖をまた食べる。亀田の海苔ピーも食べる。準備を万全にしてSkypeを起動するも、先生が現れず、レッスンは立ち消えになった。たまにこういうことがある。夜はカレー。ささささんのガラムマサラをバターで炒めてから入れた。晩ごはんを食べてから後片付けをしていたら、ポンポンという音がして、近くで花火が上がっていた。急いで外に飛び出ると、山の向こうから花火が7割くらい顔を出していた。きれいだった。山下清のことを考えた。

【UNI】五時に目覚めたが、だらだらと眠い。二度寝してごはんを食べ、また眠った。
2011年にミスタードーナツがスージーズーとコラボしたときに手に入れたドーナツを抱えたクマの小さなぬいぐるみがいない。たぶん、静岡を去るときにさようならしてしまったと思う。
眠くて、曇っていて、悲しい。市長選挙の投票所へ向かう車の中で涙がうっすら浮かびそうだったのを我慢した。投票所は初めて行く、近所の小学校。なんの思い入れも無い道。
この悲しみと眠気の理由はやっぱりホルモンバランスのせいだった。体はだいじょうぶだ。鎮痛剤が効かない。とにかく痛む。
所用で携帯ショップへ。男性店員さんが物腰柔らかく「オッケーでございます」と繰り返すのが面白い。

【クララ】遅番。自分のためには1円も使わないつもりで、ふやふやヨーグルト、ルイボスティ多め、おにぎり(ふりかけと塩昆布)を持って出社。明日は臨時の休日なのだけど、朝イチで会社周辺の清掃当番が回ってきてしまった。一日中忌々しい気持ちで過ごす。シフトを決めている特技が立ち寝の店長曰く、遅番の日に早く来て外で清掃作業をするのは可哀想だから休みにしといたよと得意げだったけど、その感性が全くわからない。休日を拘束される方がよっぽど可哀想だ。(手当は出る)お茶が途中で無くなったので、会社に置いてあるお茶が出る機械から補充した。この時点では0円だった。
雨予報で清掃が中止になるのを期待して何度もグループウェアを確認するも、一向に中止の連絡は来なかった。クサクサしたので、終業後飲みに行ってしまった。苦手な男性客がいて、カウンターも満席だったので帰ろうとしたら離れたテーブルに案内してくれたので、『いつかたこぶねになる日』を読んでいた。カウンターに空きが出て移動したら、隣に俳優の工藤ほにゃららにそっくりな青年がいて、カクテルをグイグイ飲んでいた。聞けば三軒目で、すでに日本酒を六合くらい飲んできたという。彼がかかってきた電話を取るために2度目にお店の外に出た時、閉まりかけたドアからえずく声が聞こえた。店主が「背伸びして飲みすぎちゃったかな」と言うので、店では涼しい顔してるんだから立派じゃないですか、と答えた。彼は涼しい顔で戻ってきて、残ったマルガリータを一気に飲み干し、お先にすみませんと言って帰っていった。0円ミッションは失敗に終わった。

文芸ユニット るるるるん
新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』発表! 
付箋小説・旅日記・座談会などもりだくさんです。
『るるるるん vol.3 ー鏡ー』も発売中。

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