lulululunlulululun’s diary

文芸ユニットるるるるん。 UNIとかとうひろみは3月クララと走りだす

6月2日(日)

6月2日(日)
【かとう】目が覚めると朝8時で、まだ倍くらい寝られそうなくらい、全然疲れが取れていない。毎日疲れた疲れたばかりですみません。このまま寝ていたら本当に一日寝てしまいそうなので、起きる。昨年末に叔母から大量にもらってまだ開けてもいなかったスタバのインスタントコーヒーを飲む。すごく美味しいの!と、叔母はこれを5瓶くらいくれて、でも私は「どうせインスタントでしょ?」と思っていたけど、いやたしかにこれは美味しいわ。ドリップコーヒーかと思う。そして掃除とスーパー。昼は汁なし担々麺を作る。じわじわ美味しい。麺もいいのか、麺自体がまず美味しい。そうなるともう担々麺要素は関係なくなっている。午後から「刑事ヴィスティング」のシリーズを見ながらひさしぶりに編み物。編み物はけっこうからだを痛めるので、1ヶ月くらい停滞していた。マジックループを駆使して袖部分を編んでいく。冬に間に合うのか。編み物をしていると整体院から電話。急用で、今日の予約の時間を遅らせてほしいとのこと。承諾して、編み物を続けていたら、腕の中であくびが寝始めた。こうなると身動きはできず、刑事ヴィスティングを見るのみ。整体に行く時間になったので支度をして家を出ると、雨。傘をさして歩いていく。今日はバスに乗らないで徒歩で行くことにした。歩いていると電話がかかってきて、また整体院。もうちょっと時間を遅らせてほしいという。仕方なく家に戻って、編み物をしたりドラマを見るほどではない中途半端な時間をただ座って待つ。時間が来て今度こそ整体院へ。雨が強まってきたが、徒歩。今日は二回目なので前回の施術のあとのからだの様子などを聞かれ、ものすごく眠くなったというと、私はからだに反応が出やすいタイプだから、ロングコースじゃないほうがいいかもしれないとのこと。治ればなんでもいいです。途中で2回ほど、その家の子供が突然入ってきて、お父さんである整体師さんになんやかんや言う。患者のこちらのことは人間と見做していないのか、挨拶もなくスルー。まあ寝転がっている物体を人間と認識するのは難しいのかな。でも時間が2回も繰延になって、施術中に子供が入ってくる。それに対して整体師パパは注意をすることもなく普通に相手をしている。これどうなんだ? これどうなんだ?と思うこと自体カスハラなのか。自宅でやっている整体院なんてこんなものなのか。治ればなんでもいいとは思うけど、ちょっとモヤモヤしながら次回の予約を取った。整体院を出るととんでもない土砂降り。それでも歩いて帰ったら、ズボンのひざから下が、井戸に突き落とされたみたいにずぶ濡れになった。

【UNI】『関心領域』今日も観に行けず。鎮痛剤が効かなくて横になっていた。ミレーナの話を聞いた。経産婦じゃないから痛みが強いだろうな… ピルも合わないし、詰んでる。
お昼になってやっと茄子とピーマンを刻んだ。明日からのお弁当の具材にする。残りは焼きそばにして食べた。食べてまた横たわる。午後は『トランスジェンダー問題』オンライン読書会。お腹は痛いが頭は比較的まわってくれて助かった。社会的な性と性的指向と性別移行が、興味深かった。人間は悲しいほどに社会的な生きものだ。マジョリティに属していないことで不安を感じたりする。マイノリティの存在に不安をおぼえ、排除しようとする。誰しもがもつ差別心をどう認め、消していくかが、社会的生きもののできることなんだろう。ほかと違う人を排除するのはお猿さんのやることだ。(お猿さん、ごめん、よくわかってないけどお猿さんだってそんなことしないかもね)

【クララ】有給休暇。せとまちブックマルシェに出店。詩人のあおいさんと駅で待ち合わせて、重いスーツケースを押しながらガタガタした道を歩いた。あおいさんが雨雲レーダーをチェックしてくれたおかげで、雨に降られずに済んで助かった。読書会のおばけさんたちが何人か駆けつけれくれ、わざわざ挨拶に来てくれた出店者さんがいたり、トイレトークイベントを見たよというお客さんも何人か声をかけてくれて、とてもうれしかった。9月から始めるもくもくZINE作成会「Freestyle  Blank Papers」のチラシもたくさん配ることができた。背中合わせだったあおいさんは、この日のために作った詩の日記ZINEをバンバン売っていた。あおいさんの話術を盗もうと聞き耳を立てていたが、隠キャが真似できるような技術ではない。あおいさんは頭の回転が早くて記憶力がとてもいい。撤収後は少し軽くなったスーツケースを引きながら、別会場で出店していたえんがわさんと合流して打ち上げ。久しぶりに瓶ビールを飲んだ。グラスがキンキンに冷えていて美味しい。2次会は甘味処でおしゃべり。女が三人集まると話は尽きない。るるるるん日記を読んでくれているふたりは、Yや家族よりわたしの私生活に詳しくて、それがちょっと恥ずかしかったりする。大曽根駅で降りると、歩道いっぱいの人(9割女性)がこちらに向かって波のように押し寄せてきた。バンテリンドームのコンサートが終わる時間と重なってしまった。やっと来たタクシーに乗ったらコンサート客と間違われたが、疲れていたので否定はしなかった。帰宅してすぐにるるるるん日記を更新して、るるるるんLINEに売り上げ報告を送った。新刊が出たら、3人でブースに立ちたい。
かとうさんの「食べたら〇〇」シリーズに期待が高まっている。

 

文芸ユニット るるるるん
新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』発表! 
付箋小説・旅日記・座談会などもりだくさんです。『るるるるん vol.3 ー鏡ー』も発売中。『るるるるん vol.5』ただいま建設中。