lulululunlulululun’s diary

文芸ユニットるるるるん。 UNIとかとうひろみは3月クララと走りだす

5月22日(水)

5月22日(水)
【UNI】たっぷり二度寝した。朝、少しオンラインワーク。職場へ出勤すると、柿酢をいただいた。トリスの瓶に入っていて、薄めたウイスキーみたい。
経理の仕事。
紙が多い。印刷して切って穴をあけて伝票と綴じる。紙が多い。30歳上の人たちの言葉はどこかつっけんどんに聞こえるし、PC画面の指示も「それ戻って(画面を閉じる、の意)」などすぐに意味がわからないこともある。だけど年齢とともに声のトーンが下がり、画面を見て伝えたいことが瞬時に出なくなってくることは想像できる。わたしもこうなるのだな、と思いながら働く。わたしのことを、シワなんて無いやん!と言ってくれる。あるんだけど、きっとまだカウントされないシワなんだ。年取ったら、一歳年取るってイコール一歳年取るってわけじゃないんだよ、と脅される。怪談みたいに言うからおもしろい。アートメイクをしたSさんから、加齢とともに皮膚は下がってくるから、最初ここと思った眉のラインとか変わってきちゃうのよと教えてもらった。背中に刺青を入れている人もそうらしい。
午後、時計の電池を入れ替えた。長年使っていなかったので、油がかたまっている様子。しばらく使ってみて時間がズレていくようならオーバーホールが必要とのこと。
メインで使っている時計は実は気に入っていなかったし、モトオットがくれたものなので、もういいかなという気分。それより前に持っていた時計を使うことに決めた。

【かとう】座礁クジラというfishing with johnの曲があったような気がするけど(なかったかもしれない)、火曜日の私はまさに座礁クジラだった。ちなみにクジラの死体は爆発するので、絶対に近寄ったり触ったりしてはいけない(台湾クジラ爆発事件参照)。私も、小さくないからだをよいしょよいしょと家まで運んで、そのまま倒れてしまうような前日で、今日を乗り切れる気がまったくしなかった。からだの痛みが耐えきれないので、家にある軟膏や湿布を会社に持ち込み、仕事中は腕に湿布を巻いた。これが良かったようで、前日にくらべるとだいぶまし。忘れずにピップマグネループも装着して、意外にこれは効いているのかもしれない。湿布の効果に気をよくした私は、湿布についてググりだし、ロイヒつぼ膏という商品が人気なのを知った。とにかくよく効くらしい。形状は小さい丸で、よくコントとかでおばあちゃんのこめかみに貼られているやつだ。私もあれをこめかみに貼りながら仕事をすれば、目の痛みもだいぶ和らぐのではないか。150枚以上入ってて670円。盛岡のことりっぷと、単4エネループなどとともにポチった。月とトマトの書店さん扱いは、まずは20店舗くらいあるらしい。どこの書店さんが仕入れてくれたのか気になる。ネコオドルさんは確認済みで、いつもありがとうございます!

【クララ】さて、今日は健康診断だ。今回は100年ぶりにマンモグラフィーなどのオプションも付けた。体重が去年より減った以外は、ほぼ例年通りの数値だった。お腹周りはさらに細くなり、視力は裸眼で1.2、1.0をキープ。クライマックスは人生初のバリウムだ。二つある検査室の前で待っていると、チャイコのバイオリン協奏曲が流れる中、男性技師が指示を飛ばす声が聞こえてきた。競売でもやっているようなハリのある話し方で、ずっと聞き入ってしまった。わたしが当たったのは競売技師ではなく、寺島進似でボソボソ声のちょいワル技師の方だった。ラムネ味の顆粒をアールグレイ風味の液体で飲むとき、蟹のように口から泡を吹いてしまうという失敗を二度繰り返した。寺島に鼓舞されながらどうにか飲み切り、いよいよ検査台へ。バリウムの容器を手渡される。「クララさんは一口が少ないねぇ、もっとごくごく飲んじゃおう」と寺島の一気コールにまくられてなんとか胃に流し込もうとするが、ビールのようにグイグイ飲むことなどできない。他の人はできるのか? 「ゲップは我慢してね、ごくごく飲んじゃって〜」とコールする寺島。えずくわたし。バリウムから放免されるといよいよアトラクションの始まりだ。寺島が指示する動きが理解できず、何度か固まった。「体は右、左手は後ろ、お腹を下にして左向いて〜」と寺島。困惑するわたし。むまさんが言っていたのはこういうことか。日本語って難しい。
500円のクーポンをもらったが、腹部の拡張感で腰を曲げていないと、また口から泡を吹きそうだ。とてもじゃないがすぐにコーヒーが飲める腹具合ではない。映画を観ようにも、トイレの不安がある。とにかくお腹が苦しくて、自宅よりちょっとだけ近い実家に寄り、しばらく転がっていた。頑張ったので、ハーゲンダッツの抹茶ブラウニーを食べた。お昼は父がうどんを茹でてくれた。その頃にはお腹の不快感はおさまっていたが、一日の残りは大人しく過ごすことにして、家で諸々の作業に励んだ。

 

文芸ユニット るるるるん
新刊『るるるるんvol.4 ー付箋ー』発表! 
付箋小説・旅日記・座談会などもりだくさんです。『るるるるん vol.3 ー鏡ー』も発売中。『るるるるん vol.5』ただいま建設中。

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